「サステナビリティは、長年にわたり弊社の企業理念の礎となってきました。環境面から経済面や社会的影響に至るまで、あらゆるレベルにおいて弊社はサステナビリティを追い求めています」。MoscaのCEOを 務めるSimone Mosca(シモネ・モスカ)はこう解説します。「WIN-Chartaへの署名は、弊社にとっては次の一歩として当然の取り組みなのです」。 WIN-Chartaは、バーデン=ヴュルテンベルク州におけるサステナビリティ戦略の一環として定められたもので、中小企業のサステナビリティへの取り組みを促すことを目的とした制度です。この憲章は自主的コミットメント、自発性、開かれたコミュニケーションを基本とするものであり、設けられた12個の指針は、人権・従業員の権利、環境問題、地域・経済付加価値、持続可能で公正な財務などの分野をカバーしています。5月21日にWIN-Chartaに署名したことは、Moscaのサステナビリティへの取り組みを示すものです。
WIN-Chartaの指針は、Moscaにとっては決して新しいものではありません。こういった考え方は、当社の価値観にしっかりと取り入れられており、すでに多くの分野で導入されています。例えば、100%再生材料からつくられたPET製梱包バンド素材のような製品や、エネルギー効率を考慮して設計された特許取得済みの超音波バンド掛けテクノロジーSoniXsのような自社開発技術などが挙げられます。またMoscaは、長年にわたり社会問題に取り組んできました。例えば、国際的な救済組織であるWorld Visionと協力して立ち上げた教育プロジェクトが挙げられます。当社は定期的に地域プロジェクトを支援しており、直近では2020年に開催されたMoscaのサステナビリティコンペの枠組みの中で支援を行いました。
WIN-Chartaに署名することで、Mosca は、当社のサステナビリティへの取り組みがより透明性が高く、検証可能なものとなるよう努めています。今後3ヶ月以内に、弊社は目標となるコンセプトを提示する予定です。その後、社内のWINコンセプトの推進などの施策を進めていく予定です。ヴァルトブルンにあるMosca本社および世界にある23の拠点を対象とした、初めてとなるサステナビリティレポートを年内に公開する予定です。