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Mosca Japan K.K.
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モスカ・ジャパン株式会社

MOSCA 創業55周年:ともにデジタルの未来へ

04.05.2021

MOSCA CEOのTimo Mosca(ティモ・モスカ)は、当社の成功の秘訣を「世界各地で統一的な存在感を確立することで、素早い対応を実現」してきたことだと説明しています。MOSCA は、テクノロジーリーダーとして、55年にわたってバンド掛け業界を席巻し、事実上ノンストップで成長を実現してきました。これからの数年間の注力点は、サステナビリティ、デジタル化、エンド・オブ・ラインソリューションです。

MOSCAのサクセスストーリーが始まったのは1966年のことです。創業者のGerd Mosca(ゲルト・モスカ)が、2人組の作業で初のバンドル結束機を使用しました。その後まもなく、従来の紐が、より経済的で強度のあるプラスチックのバンド掛け資材に代わりました。これにより新たなテクノロジーが必要になり、その後の多くのイノベーションの最初のひとつを誕生させたのです。イノベーションにより、MOSCAは55年間、世界のバンド掛け業界の最先端を走り続けています。ヴァルトブルンに構える当社の本社ビルは1983年に竣工し、17ヶ国に24の子会社を持って、世界各地で展開する当社の事業の中枢として機能してきました。MOSCAは、創業50周年となった5年前には従業員数が850人となり、今日ではその数は17%増の1,000人となっています。また過去5年間の売上高は約30%増となっています。

MOSCAがバンド掛け業界のパイオニアになれたのは、当社が革新的なアプローチを採用して常に努力を重ねることで、それまで不可能だった領域を開拓し、お客様にとって可能な限り最善のソリューションを探し求めてきたからです。当社の創業55周年の節目に、CEOのSimone Moscaは、「会社がここまでになったのは、ひとえに従業員が飛び抜けて優秀であること、そして、互いを信頼し、会社の強みに自信があるからです」と強調しました。 MOSCAは、このような原則を守り続け、家族経営を続けています。また、その原則が、研修、新製品・新サービスへの投資を生むだけでなく、新たな企業体制の礎を作り上げています。

創業家一族以外の初の最高責任者

TimoとSimone Moscaに並ぶ3人目の最高経営責任者に就任したAlfred Kugler(アルフレッド・クグラー)は、2018年中頃からMOSCAの企業戦略策定にあたって重要な役割を担ってきました。2009年からMOSCAで管理職を務めてきた同氏は、現在、創業家一族以外の初の最高責任者として、当社の営業および事業に関わるサービス部、マーケティング部、および営業部を指揮しています。同氏の指揮下で達成した数々のマイルストーンの中でも、とりわけONE Serviceコンセプトは、世界中のお客様に同じ高品質なサービス部を確実にお届けするというもので、Kuglerは、「弊社はここ数年で営業体制を拡大しました。その中で大きな役割を担っているのが、海外支社の開設です。ここ3年間だけでも、弊社はフランス、ハンガリー、日本、ブラジル、シンガポールに新しく5つの子会社を立ち上げました」と説明しています。 2021年にも、さらに新たな支社を立ち上げる予定です。

新たな企業体制

新たな持株会社により、国境を越える協力体制を強化することができました。今年のはじめから、MOSCAは全体の親会社となるグループ会社の傘下に、いくつかの子会社を擁する体制に移行しました。CEOのTimo Moscaは、この新たな体制について、「ドイツから日本まで、全ての従業員が同じコンセプトと手続きに従うことができます。知識の共有も可能です。この体制により、弊社は世界中の全ての現場に同じ条件でサービスを提供し、共通の自己イメージを持ってチームとして協力できるようになりました」と説明しています。その共通の自己イメージは、MOSCAの企業戦略、使命、理念、価値観の中で定義されているもので、従業員自身がここ数年かけて開発してきたものです。

さらにMOSCAは、ブランドのさらなる開発にも取り組んできました。最近導入したONE Serviceコンセプトに先立って、ここ数十年で、独自のSoniXs超音波技術や持続可能性ラベル「GET Inside」の導入を行ってきました。同時にMOSCAでは、自社のデジタルブランドの開発も行っています。未来を形作るこのようなイノベーションの社外での認知度を向上させるべく、これに対応するブランドロゴを最近刷新しました。デザイン刷新の背景にある考え方について、Alfred Kuglerは、「MOSCAのブランドコンセプトは、弊社の企業哲学を反映しています。弊社のロゴやその背景にある考え方を、それぞれの固有の特徴を維持しつつも、統一性が見える形で表現しました」と説明しています。

デジタル化、エンド・オブ・ラインソリューション、持続性に注力

MOSCAではデジタルアプリケーションの実装を行うことで、将来的に自動梱包機やシステムとなるパレット梱包機の可用性や使用時の利便性を絶えず最適化していく予定です。「弊社は、デジタルソリューションを通して、いかにお客様の現場や弊社内の手続きを改善できるかに注力しています」とTimo Moscaは話します。その中には、消耗材の自動再発注、マシンおよびシステムのパラメーターの位置独立型モニタリングによる早期の問題検知、およびリモートメンテナンスを活用した問題防止などがあります。

エンド・オブ・ラインソリューションにさらなる付加価値をご提供するため、MOSCAはこのほど、スペインのMovitec社を買収し、ストレッチ包装機の取り扱いを開始しました。Simone Moscaは、「ストレッチ包装とバンド掛けを組み合わせることで、湿気や汚れから製品を確実に保護でき、突出した安定性を実現して安全に運搬することができます。また資材の使用量も可能な限り最小限に抑えることができます。これは効率的かつ持続可能なソリューションで、弊社の理念に完全に一致するものです」と説明しています。 MOSCAは長年にわたり、サステナビリティを最優先課題に位置付けてきました。当社は2021年にサステナビリティに関する初めての報告書を公開し、特に、省エネとなる製造法や、リサイクル可能な原料を取り入れた環境配慮型持続可能バンド資材の製造法をご紹介する予定です。

未来を切り拓く熟練の人材

MOSCAが考えるサステナビリティには、環境配慮型製造、スタッフの定着率、高度な研修を受けた従業員という観点があります。2018年に立ち上げた「MOSCA Learning Factory」(モスカ ラーニング・ファクトリー)は、すべての実習生・学生向けの共通の研修場所となっています。若い人材は、機械ベースの原料処理の研修に加えて、お客様からのご注文の対応にも早期から取り組みます。このコンセプトは大きく成功を収め、他社様からMOSCAに対して、自社の実習生をヴァルトブルンに送り、高度な研修を受けさせたいとお問い合わせをいただくようになりました。リモート勤務の新たな契約により、特定のプロジェクトや業務の局面によっては、従業員は柔軟に自宅勤務ができるようになりました。

MOSCAは、今後の成功の鍵を握っているのは従業員だと考えています。Timo Moscaは、「弊社は、世界各地に高度な研修を受けた信頼できる従業員がおり、ここ5年間で大きな成果をあげてきました。これまでのところ、パンデミックもうまく切り抜けています。これからの5年間、弊社はお客様のために力を合わせ、新たなソリューションを用いて、デジタル化、インファクトリー4.0(第4次産業革命)、サステナビリティを見据えた開発を成功裡に進めたいと考えています」と述べています。

Mosca's road to the future!
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