Moscaの新しいKZV-321 は、シングルおよびダブルパレットを経済的に梱包します

「弊社のポートフォリオに加わった最新のKZV-321。極めて適合性の高い高性能梱包機で、パレットで輸送する製品をバンドでしっかり固定します。このモデルは、異なる高さのシングルパレットとダブルパレットを、たった1台でバンド掛けします。これまで、この作業を行うには2台別々の機械が必要でした」と、MoscaのCEOを務めるTimo Mosca（ティモ・モスカ）は説明しています。2種類の作業を1台で行うため、KZV-321には高さが3段階の、オープンバンドフレームと6つの移動式下部アーチが装備されています。製品を挿入すると、機械は自動的に高さを検知します。その後、下部アーチがフレームを適切な高さまで持ち上げ、KZV-321が荷物にしっかりバンドを掛けます。 ティモ・モスカ：「この新しい機械によって、作業の効率化と安定化を目指すお客様のサポートが可能となります。」

バレットベースを通して、ダブルパレットを強力で効率的に梱包

KZV-321は、1時間で最大130個のシングルパレット、または65個のダブルパレットにバンドを掛けます。機械には、効率的に2個の輸送用パレットをバンド掛けできるターンテーブルをオプションで取り付けることができます。安定したバンドルを作るため、KZV-321は先にそれぞれのパレットを別々にバンド掛けします。次に、機械の操作員または自動パレットダブラーが、2個のパレットを重ねます。積まれたパレットを、再びKZV-321へ挿入します。必要であれば、ターンテーブルで向きを合わせます。最後に、下部アーチが、上のパレットと下のパレットの差込口を通過します。この2回目のバンド掛けにより、積まれたパレットをしっかりと束ねます。

「パレットベースを通してダブルパレットにバンドを掛けるKZV-321は、自動的かつ効率的にしっかりした梱包を行うという全く新しいプロセスを市場へもたらします」と、Mosca Engineering部の営業部長Christian Zwieb（クリスチャン・ツヴィーブ）は述べています。バンドは、パレットの差込口を通すため、製品への接触はありません。これによって、製品を傷つけることなく最大限のバンド強度を確保できます。「バンドは、ただ上のパレットと下のパレットを束ねるだけで、荷物全体にかける必要はありません。これによって最大限の安定性が得られ、資材を節約し、経費を削減、そして環境を保護することもできます」と、クリスチャン・ツヴィーブは付け加えています。2段階の梱包プロセスによってさらに、パレットと製品の結合を崩すことなく2つ組になったパレットを簡単に分けることができます。バンドは、簡単に手早く外すことができて、残留物もありません。

物流や製品輸送など、様々な用途に

最適な機械可用性とエネルギー効率性を実現するため、KZV-321 には、高性能の機械作業試験を通過したMoscaのSoniXs超音波溶着ユニットが搭載されています。このユニットは昇温する必要がなく、最小限の摩耗でバンドの端を効率的に溶着します。メンテナンスやサービスを簡素化するため、2台の溶着ユニットは機械の横の、床に近い位置に取り付けられています。KZV-321 は、旧型のKZVよりもコンパクトで、低い位置にあります。「この機械はスペースを取らず、作業員にも容易にアクセス可能で、メンテナンスも簡単です」と、クリスチャン・ツヴィーブはコメントしています。

また、KZV-321のモジュラーデザインにより、ユーザーはそれぞれバンドの間隔を選ぶことができます。標準は現在480ミリになっています。クリスチャン・ツヴィーブの説明によると、「バンドを掛ける製品の種類や構成によって、顧客の仕様に合わせてバンドの間隔を調整できます」とのこと。この機械は、イントラロジスティクスを含む全ての産業の製品を安全に輸送するために活躍します。たとえばプラスチック容器に入った製品、段ボール箱、樽、袋などをパレットに積み上げ、梱包します。したがって、食品、化学薬品、建設、農業製品など様々な産業の製造者に、 KZV-321 をお選びいただくようお勧めします。最後に、ティモ・モスカは次のように締めくくっています。「パレットに積まれた製品のパッケージが何であれ、KZV-321は様々な寸法やフォーマットに合わせ、それぞれ陸・海・空輸用に梱包します。」